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猪野先生による勉強会レポート

 

28日にいつもお世話になっているいの眼科猪野先生
勉強会をしていただきました(^^)/



猪野先生は、宮の森にあるメディック28 2階にて白内障手術を中心に眼科一般の診療をされております。

さまざまな疾患と治療についてイラストや症例写真を多く用いながら、お話してくださり、非常に分かりやすい勉強会でした
また、実際に行った白内障の手術の様子も見せていただきました。




主な疾患としては緑内障網膜色素変性症加齢黄斑変症などが挙げられ、どれも眼底写真を交えながら説明して頂きました。
それらの疾患の中でも、特に加齢黄斑変症は今増えてきている眼科疾患の1つです。
加齢黄斑変症は、網膜の黄斑というところに異常な血管新生が起こり、出血などにより視機能が低下してくる病気だそうです。


治療法としては、以前まではレーザー光凝固術が主として行われていましたが、
最近ではもともと抗がん剤として開発された薬剤を
目の中に注射して治療するという研究的な治療方法が開発され、失明防止に役立っています。


 



白内障の手術の映像では、普段見ることが出来ない実際の手技の映像で非常に勉強になりました^^

白内障の手術方法とは、まず、角膜と結膜の境目あたりの強角膜をわずかに切開し、そこから器具を入れて水晶体の核と皮質を超音波で砕き、吸引します。
後嚢だけは残しておいて、そこに眼内レンズを取り付けるそうです。
しかし、白内障が極端に進行していて水晶体が硬くなっている場合などでは、水晶体全体を取り出すこともあるとのことでした。




昔は6mm程度切開していましたが、今はレンズが進化し、非常に小さく丸めることができるようになったため、3mmから2.5mmの切開でレンズを取り付けられるようになったそうです。


低侵襲のために非常に患者様に負担がなくなってきていますし、切る幅が小さければそれだけ乱視になる可能性も減るそうです。



 


最後に新人薬剤師からも、沢山の質問が挙げられ1つ1つ丁寧に教えて下さいました!
今回はなかなか見ることのできないさまざまな目の疾患についてから、手術の映像まで見せていただき、「眼」について幅広く学ぶことができました。
本当に良い機会を得ることができ、参加した職員も
「とても勉強になりました!」と生き生きとした表情で話していました!

本当にありがとうございました(*^_^*

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