薬剤師のすべきことは「調剤してお薬を渡すだけ」ではありません。
その薬がどのようなものか、どんな効果があってどんな副作用があり得るのか、併用してはいけない薬はないか。「薬のスペシャリスト」として、このような情報を患者様にきちんと伝える役割があります。

それだけではなく、なにより大切なことは「お薬をお渡しした後のフォロー」といえます。
ナカジマ薬局ではアフターケアとして「テレフォン服薬サポート®」を導入し、患者様にお薬をお渡しした後のフォローを行っています。

服薬後、お薬をお渡しした薬剤師が、患者様に電話をして「服薬状況」や「副作用発生の有無」などを確認する当社オリジナルのアフターフォローサービスがテレフォン服薬サポート®です。
このテレフォン服薬サポート®は、1983年からはじまり、副作用の予防や正しい服薬方法の理解が深まるほか、長期処方の患者様では電話の際に受診勧奨ができるので、通院忘れ防止にもつながってます。
また、お薬をお渡しした薬剤師が「おもてなしの心」を込めて、「電話をすること」で、患者様とのコミュニケーションが生まれ、薬局では言えなかった些細な不安などお話しいただくこともあります。
さらに、患者様の状態に変化があれば処方医にその内容をフィードバックし、患者様の健康状態を医師とともにしっかりとサポートしています。

1977年8月、8坪の小さな店舗から出発したナカジマ薬局。創業から変わらない私たちの考えが「患者様中心主義」です。
ナカジマ薬局が設立した頃は医薬分業率も低く、薬は病院でもらうことが一般的でした。
そのため、保険薬局に来局した患者さまから「病院でもらうのと何が違うの」「二度手間で面倒」「負担も増える」といった意見が多数よせられました。
そのような状況の中で「保険薬局の薬剤師にできることは何か」を考えたとき、「お薬をお渡しした後のフォローをしっかりすることが大切」ということに至り、この取り組みを始めるきっかけとなりました。 当社では、「薬剤師が本来やるべき業務」と考えています。
今では年間5万件以上の患者様にお電話をおかけしています。

  • 症例01

    アルツハイマー型認知症を患っている方へテレフォン服薬サポート®を実施したところ飲み忘れが改善していないことが分かり、薬剤師から医師へ飲む時間帯を朝食後から夕食後にしてはどうか提案し採用されました。
    その後、夕食を取る17時過ぎに毎日テレフォン服薬サポート®を実施。その日の飲み忘れがあれば、その場で直ぐに本日分を服用するよう指導したことで飲み忘れ解消に繋がりました。

  • 症例02

    ドライアイで新しく処方された目薬の使い方をフォローするためにテレフォン服薬サポート®を実施したところ容器が硬くて押すのに苦労していることが分かり、メーカーから無償提供されている補助具を案内。その後、補助具を使用することで点眼の継続に繋がりました。

  • 症例03

    骨粗鬆症の方へ始めて処方された薬の飲み方をフォローするためにテレフォン服薬サポート®を実施したところ、特殊な飲み方(月に1回、朝起きてすぐに飲み、飲んだ後30分は食事や他の薬の服用も避ける必要があり)のため、どのように飲んだら良いか分からず困っていると分かり、改めて処方された薬の飲み方をお伝えしたことで安心してお薬を飲んでいただくことができました。

ナカジマ薬局は、常に患者様を中心に考え、患者様の求めるものを提供することを大切にしています。
いつでも患者様の健康をサポートできるよう24時間365日緊急問い合わせのお電話を受け付けています。
テレフォン服薬サポート®でお電話をおかけしたときはもちろん、薬局に足を運んでくださったときでも構いません。
お薬や健康のこと、ちょっとしたお体のご不安もお気軽にご相談ください。

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