始まりは8坪から
33年前、8坪の小さな店舗でスタートした頃はまだまだ「医薬分業」という言葉は聞かれず、実際分業率も当時は1%以下だったと記憶しています。私はそれまで病院薬剤師として勤務していましたが、とにかくより速くより多くの調剤をこなせばよい、という当時の自分の立場に疑問を感じていました。そして「もっと患者様の近くで、患者様とお話のできる薬剤師になりたい」というそれだけの思いで開業する決意をしたのです。ですからその頃は現在のように医薬分業が進み、分業率が全国で55%を超え、自分の薬局が数多くの店舗を運営するまでに発展するとは、夢にも思っていませんでした。
常にチャレンジを続けて
それから現在に至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、帯広からはじめた医薬分業の流れは全国的に見ても画期的といえるスピードで広がりを見せ、業界からもパイオニアとしての評価をいただくことができたことは、弊社としても大きな誇りであると思っています。 |
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また一日に最大700枚の処方箋を受け付け可能な弊社初の大型店「サンセイ調剤薬局(函館)」の開店、業界でも先駆けとなったドライブスルー調剤の導入、さらには患者様の健康をトータルに支えるためのサプリメント事業への参入など、常に新しいチャレンジを続けてきたことも、弊社の歴史の中では欠くことのできない特徴であり、それらを成功につなげて来られたことは私にとっても大いに自信を与えてくれました。
未来を担う人材を
そしてこれからの弊社の課題は、人材の育成
にあると思っています。私もいつまでも若いままではありませんから(笑)、次の時代に弊社を担う人材を育てることが急務なのです。新人として入社して来る若い世代はもちろん、中堅の、そしてベテランの社員達にも個々のレベルに合わせた研修を定期的に実施。患者様が満足していただけるサービスを常にご提供するためのスキルに加え、本人から「もっとこうありたい」という成長へのモチベーション引き出すための環境づくりを重点的に進めていきます。 |