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新入社員研修☆その4
本日は、新人薬剤師研修の一環としてエーザイ株式会社の馬瀬さんにお越しいただき、「在宅医療と認知症」についての講義を行っていただきました
今回は新入社員のみでなく、本社社員も数名参加させていただきました!
まずは馬瀬さんから、在宅医療とはどのようなものかをスライドと動画を用いて、わかりやすくご説明していただきました
在宅医療とは『患者様に、安心して自分らしい生活を送っていただくため、住み慣れた場で医療・介護サービスを受けていただける医療制度』のことをいいます。
グループホームや患者様のご自宅に、医師や看護師、薬剤師が直接伺い、診察・投薬を行います
在宅医療では、通常の医療機関で診察や投薬を行うよりも、患者様とより近い距離でコミュニケーションをとることができ、患者様の状態の変化などにいち早く気付くことができます。
実際に在宅医療を行っている現場の動画もみせていただき、新入社員たちも在宅医療の現場をより身近に感じることができたようです。
新入社員からは「自分たちも現場に足を運び、薬剤師として患者様の力になりたい!」との声もありました^^
また、現在ねたきりの患者様の主な原因として、認知症の割合が高くなっているそうです。
10年後には、日本人の10人に1人が認知症になるといわれており、未だ原因は不明だそうです。
そこで、アルツハイマー型認知症治療薬を取り扱っているエーザイ株式会社では、様々な症状の患者様に服用していただけるよう剤型変更を行い、より服用しやすい形にするため、研究を重ねているそうです
その中でも今回は、湿製錠という10秒で崩壊する錠剤のサンプルを試飲させていただきました。
飲み下しができない患者様にも服用いただけるよう、口に含むと少量の水分で溶ける特殊な製造方法で作られているそうです。
新入社員たちはその口どけの速さに驚いていました
このお薬は、飲んですぐに効果が出るものではありませんが、飲み続けることによって症状の進行を抑制できます。
そのため、薬剤師が正確にご説明し、ご理解していただいた上で飲み続けていただくことが大切です。
新入社員たちも、在宅医療がいかに大切か、そして自分たち薬剤師が今後どのように関わっていくべきか、考えることができたのではないでしょうか
ナカジマ薬局としても、引き続き在宅医療について積極的に取り組んで参りますので、新人薬剤師ともども、よろしくお願い致します